ハクビシンの「行動パターン」と「習性」

ハクビシンの行動パターンと習性

ハクビシンは白い鼻筋が芯のように顔の中央を通っているのが特徴で、たぬきにも似た見た目は可愛らしくもありますが、その一方で農作物を食い荒らすという害獣という側面もあります。

東南アジアが原産とされておりますが、日本の気候に順応したため、現在では日本国内の多くの場所で生息が確認されています。

食害がひどい場合には適切な方法での駆除が必要となりますので、その習性や行動パターンをよく知っている専門家への依頼がベストでしょう。

夜行性の動物

ハクビシンは夜行性

多くの害獣と同様に、ハクビシンも日没後に行動が活発化する夜行性です。昼間は人目につく場所を避けて、木の上や草むらなどに潜んでいるケースが多く見られます。
人家のすぐそばに生息域が広がっていることも知られており、住宅の屋根裏や床下などを住処としているケースもあります。

ハクビシンは、周囲が薄暗くなってきてから移動を開始するというのが最も典型的な行動パターンです。ただし、まだ日の高いうちに行動することもあり、素早く移動するハクビシンを見かけた人は大変驚いてしまいます。

活動範囲は小動物としては広い方で、住処としている場所から半径で数km程度は動き回るということがわかっています。
そのために、一度見かけた場所であってもしばらく姿を見せないということも稀ではなく、ハクビシンの捕獲が難しいとされる原因でもあります。

農作物を狙って畑やハウス内に忍び込むタイミングも、主に日没後の暗くなった夜間となります。ハクビシンは暗い中でもよく見える目を持っていますので、侵入してきた段階で捕まえようとしても、素早い動きで逃げて行ってしまうというケースが多いものです。夜行性の小動物に共通する特徴でもありますが、暗い時間帯に人間の目で見つけて直接捕まえようとしても、きわめて困難と言えるでしょう。

人間に追いかけられるなど、一度怖い思いをした場所にはしばらく姿を見せなくなる傾向もありますが、時間の経過とともにまた戻ってくるようになります。そのために食害が繰り返し発生してしまいます。

昼間は人目につきにくい場所で休憩

昼間は人目につきにくい場所で休憩

夜行性であるハクビシンは、危険を感じたり居心地の悪さを感じたりする場合を除いて、基本的に昼間は休憩としています。休憩場所としてよく見られるのが木の上や屋根の裏などの人目につきにくい場所です。

時折気づかずに木を叩くと、驚いたハクビシンが急に飛び出してくるということもあります。
警戒心の強い動物ですから、そのまま身を隠せる場所を探してすぐにいなくなってしまうでしょう。

木の上であればそれほど実害はありませんが、厄介なのが人家の屋根裏に住み着いてしまうケースです。
昼間の居場所は常に同じところとする習性がありますので、屋根裏のスペースを住処とされてしまうと、ハクビシンの糞尿などの排泄物で汚れたり、堆積した排泄物が溜まって悪臭を放つということも報告されています。

住宅の中を昼間の休憩場所とされてしまっては大変迷惑なこととなりますから、ハクビシンが侵入してくる経路をしっかりと確認して遮断するという作業が重要です。
身体が小さいために、思わぬ場所からの出入りも可能になってしまいますので、外部に通じている穴を一度総ざらいして塞いでいくという作業も必要となる場合があります。

ハクビシンが潜んでいる気配を感じた場合には、そのまま捕獲したいと考えている方も少なくないものですが、実は鳥獣保護法によって一般の方がハクビシンを捕獲して処分することは禁止されています。

許可を得るために役所へ申請をするという方法もありますが、既に許可を得ている業者に依頼して捕獲してもらう方が速やかに解決できます。

縄張りを持たない

縄張りを持たない

野生動物の中には、縄張り意識が強いタイプもありますが、ハクビシンは基本的にはそれぞれが単独で行動する縄張りを持たないタイプの動物です。

群れを作ることもなく、農地などではまさに神出鬼没という行動パターンで農家の方の頭を悩ませる存在です。

狩をするという習性もなく、常に餌のある場所と居心地の良い住処としている場所を行ったり来たりするという行動パターンですので、簡単に捕まえられそうにも思えますが、小さな体であるために動きが素早くて捕獲は困難です。

自分の縄張りという意識がないために、近い場所に数匹のハクビシンが固まって生活しているというケースもありますので、食害が多大な状況になっている場合にはハクビシンが増えていることも想定されます。1匹捕獲してもらうつもりが、複数のハクビシンが駆除されたというパターンも多く見られます。
そのために、ハクビシンが原因となっている考えられる被害が発生した場合には、複数の存在を警戒することが重要です。

群れや縄張りを作る動物の場合と異なって、行動パターンがそれぞれで異なりますので、適切な捕獲を行うことは難易度の高い作業となります。
ハクビシンの捕獲と処分を専門的に実施している業者に依頼することがベストです。

なお、ハクビシンは冬眠するという習性はありませんが、日中の気温が低くなる季節になると住処は人家の方に移動してくる傾向があります。

屋根裏から物音がしたり異臭がしたりする場合には、住み着いていることが想定されますので調査をしてもらうことがおすすめです。

ズバ抜けた身体能力

ズバ抜けた身体能力

同サイズの小動物と比較すると、ハクビシンの身体能力の高さには驚かされることでしょう。
特に優れているのがジャンプ力です。

自分の体長よりも高い柵を軽々と跳び越えてしまう瞬発力があり、高い木から地面へ飛び降りて、素早く逃げて行ってしまうことも普通にあります。

バランス感覚にも優れていますので、電線を伝って遠くまで逃げて姿を消してしまうこともよくあります。
テレビなどで街中に出没したハクビシンが、自由自在に動き回って捕獲しようとしている一般の人達が翻弄されてしまうという映像も、一度は見たことがあるのではないでしょうか。

その他にも小柄な身体を活かして、狭いスペースに身体をねじり込むようにして入ってくるという習性もあります。
排水口など、おおよそ無理ではないかと思えるようなスペースからも入り込んでくることがありますので、油断は禁物と言えるでしょう。

人間の走る速さよりもかなり速く、安全な場所を見つけるとすぐに底に身体を隠してしまうという賢さもありますから、捕獲するためには専門的な知識と経験が必要です。
鳥獣保護法で一般の方が捕獲することは基本的に禁止されていますので、駆除を専門的に行っている業者を探して依頼することがおすすめです。

ハクビシンなどの野生動物は、思いがけない病原菌を保有していることも考えられますので、素人の方が迂闊に手を出して爪を立てられたり噛みつかれたりした場合には、感染症などの危険性もあります。

ハクビシンを見かけた場合には、どこに隠れていったのかをよく確認し、潜んでいそうな場所に当たりをつけておくことをお勧めします。

まとめ

農作物の食害や住宅内の汚染など、深刻な問題を引き起こす可能性が高いハクビシンは、可愛らしい見た目とは異なり、高い身体能力を有している害獣の一つでもあります。

特に農家の作物や、家庭菜園で育てている野菜などが食い荒らされてしまうという被害は、都市部でも見られるようになってきており、問題視されています。

習性をよく理解している専門業者は、的確にハクビシンの駆除を実施してくれますので、お困りの場合にはまずは連絡してみてください。